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2005年 02月 06日
<監督:アキ・カウリスマキ> =1994年・フィンランド=
<出演:カティ・オウティネン、マッティ・ペロンパー他> 60年代、フィンランド。 母親の支配から抜け出せないでいる仕立て屋のヴァルトと、ロックンローラーを気取る自動車修理工のレノイは、田舎暮らしで刺激もなく女性とも縁のない生活をおくっている。 コーヒー中毒のヴァルトはコーヒーを切らした母親にキレて、母を物置に閉じ込め、レノイと共に退屈な日常を抜け出し車で旅に出る。 旅の途中で、故郷へ帰る途中のエストニア人のタチアナとロシア人のクラウディアと知り合い、4人の旅が始まる。 無口な旅の始まり。 男達は全然喋りません。(笑 男達は外国語が出来ない云々よりも、女とどう向き合ってよいのか分からず、気遣い方を知らないだけなのだ。 女達を乗せるまではお喋りだったレノイが急に黙りこくるのがおもしろかった。 ホテルで一夜を共にするのに何もなし。 レストランでダンスを踊りたいという女たちに「こんな歌で踊れるか!」と、かっこつける二人。 しかし無口なりにも恋が芽生えていた。 レノイがタチアナの肩を抱くシーンがあるのだけど、これを見ていて涙がでそうになった。唯一のラブシーン。肩を抱くだけでこんなに感動するとは! 旅には終わりがやってくる。 港で女達を見送って別れる。 が、別れずらい男たちはちゃっかり船に乗り込んでしまう。 男達が乗ってきたことを知り、思わず温かい笑顔を漏らす女達。 今まで気を遣ったことのないレノイが、煙草を差出し火をつけるシーンが、なんでもないことだけど温かい気持ちになった。 しかしそれでも別れの時間はやってくる。 クラウディアとの別れ。 ヴァルトはプレゼントとお別れのキスをもらう。 次にタチアナとの別れ。 彼女の家まで車で送ると、レノイは急にここに残ると言い出す。 ヴォルトは一人になってしまった。 帰りの船で、クラウディアのプレゼントを開ける。 それはコーヒーポットだった。 彼がそのプレゼントを開けているシーンの音楽がすごかった。 セリフがないのに心情が分かる衝撃的なシーン。 四人が乗る車がコーヒーショップに突っ込んでゆく場面が入るのは、ヴォルトの何かを打破したい心情なのか、日常へ戻る抵抗なのか・・・。 そんな空想がむなしくもある。 家に戻り、物置のカギを開け母親を出し(まだ入ってたのかい!) ヴァルトはいつものようにミシンをかける。 そこで映画は終わる。 カウリスマキの映画を観るとなぜかいつも胸が熱くなる。 この映画もそんな映画だった。 ■アキ・カウリスマキ映画に欠かせない役者さん、マッティ・ペロンパー(レノイ役)が、95年7月に亡くなりこの作品が遺作となる。 人気blogランキングへ
by tentententeko
| 2005-02-06 17:10
| アキ・カウリスマキ作品
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