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2005年 09月 04日
<監督:>ラース・フォン・トリアー =2003年 デンマーク=
<出演:>ニコール・キッドマン、ポール・ベタニー、ローレン・バコール、ジェームズ・カーン ■ストーリー ロッキー山脈の麓に孤立する村ドッグヴィル。村人はわずか23人。 銃声音がかすかに響いた直後、ギャングに追われる美しい女性・グレースがドッグヴィルに現れる。小説家志望のトムは、助けを求めるグレースに、彼女を匿うことで村人達の他者への寛容さが築けると考え、村人達にグレースをかくまうことを提案した。その提案は、「2週間で彼女が村人全員に気に入られること」を条件に受け入れられ、グレースは、トムの計画に従って肉体労働を始め献身的な働きが徐々に村人に受け入れられてゆく。しかし、感謝祭に配られた二枚目の手配書によって、村人のグレースに対する扱いが変わってゆく・・・。 ネタバレしています。 R-15指定です。セットは白線でかかれただけの道、家、犬・・・。家には壁も天井もドアもなく必要最低限の家具だけが設置され、常にドッグヴィルの村人達が見渡せるようになっています。 映画というより、舞台に近く、また、プロローグと9章の章立てで各章冒頭にナレーションが入るため、説明的要素もあり小説を見ているような気分にもなりました。 全体を見て思ったことは「実験」でした。 トムのドッグヴィルに他者を受け入れるという実験。 グレースの許しの実験。 また、映画自体も特異な白線というセット、映画と舞台(または小説)の融合への実験。 ニコール・キッドマンが出ているというだけで、この映画に何の予備知識もなかったわたくしは、観終わったあとすごく衝撃を受けてしまい、数日間ドッグヴィル後遺症にさいなまれました。といってもこの映画が嫌いだったわけではありません。 3時間弱という長さは、最初に知っていたらしり込みしていたかもしれませんが、観終わると全然気になりませんでした。白線のセットもプロローグを終えた時点で既に気にならなくなりました。むしろ、壁もドアもない余計な物を排除したセットが、よりいっそう人間に目が向き、ドッグヴィルの住人を観察することができる点で、効果をあげていたと思います。 最初は追われている立場の女性に対して、関りをあまり持ちたくない、けれど弱い立場である人に対して冷酷にするのは人間性を問われてしまうので、相手に対して遠慮深く接し、けして悪い人間ではないんだよ、というのだけは一応見せておく。 女性が危害を加えるような人間ではないと分った時点で、安心しもう一歩進んで受け入れる姿勢を見せる。 二枚目の手配書から手のひらを返したように、弱者を徹底的に支配する村人達。 閉鎖的な村の心理というのもあるでしょうが、強者が弱者を支配するという点は、大なり小なりどこの世界でもあり得ることで、人間の本性をすごく考えさせられました。 共有の秘密を持っているということ、集団の均衡を保つ為とかなんとか理由付けをし、何があっても悪いのはグレースだと決め付けることによって、罪悪感を感じなくしていくところが、人間って・・・・と残酷に思いました。 首輪と錘もそうですが、首につけられたベルがとてもショッキングでした・・・。 家畜化扱いされ、男達からは毎晩レイプを受け、女達からは嫉妬心をむき出しにされ、子供達もグレースより強者なので、笑って意地悪をする・・・。 もう、死ぬまであんな仕打ちを受けるのは目に見えていました。 あのマゾッ気のあるクソガキもグレースを性的対象に見て、成長すればレイプしたでしょう。 そして、ママにはグレースが誘惑したといって泣くんです。ママはまた目を吊り上げてグレースをぶちのめすでしょう。目に見えています。 なぜ、あそこまでしてギャングのボスであるパパから逃げなくてはいけなかったのか。権力を使わないやり方を身をもって示したかったのでしょうが、右頬をぶたれたら左頬を差し出すみたいなやり方しかしていなかったように思います。一度逃げようとしたけど、けして村人と戦う姿勢を見せなかったグレースに、ちょっと疑問を感じました。 ラストでパパとグレースの会話の中に「傲慢」という言葉がたくさん出てきましたが、これも考えさせられました。 確かに、グレースは傲慢です。ドッグヴィルの中では弱者として扱われましたが、グレースは最初からドッグヴィルを貧しく環境が悪いから仕方がないんだと、見下ろして見ていました。 何の気なしに親切心から「手の荒れにはアロエが効くわよ」とリズに言い放っていた場面でもそれは見て取れます。ドッグヴィルの中では手の荒れなんか目立たなかったリズにしてみれば、綺麗な手をした女からいわれたことで、手の荒れを気にするようになったでしょう。リズは傲慢と受け取ったから、グレースが労働をさせられていた時に、「手が荒れたら治しかたを教えてあげるわよ」と言い返したのでしょう。 ラストは復讐と考えるとスッキリするのですが、こんな村はいらない村だ、消してしまえ、という権力を行使して浄化させてしまったことで、スッキリした自分がちょっと嫌な気持ちが残りました。 消すというのは、赤ん坊でさえ殺すということ。 強国がいらないと決めたらその国は滅びるという戦争のようなもの・・・。反米的姿勢といわれているということに対しては確かにラストでダブって見えました。 わたしがグレースなら、赤ん坊を除いて同じ方法で殺して復讐をすると思います。しかし・・・赤ん坊を殺した時点でグレースは復讐とは違う大国の権力を行使した気がしてしまうのです・・・・。 人気blogランキングへ #
by tentententeko
| 2005-09-04 04:19
| た行
2005年 08月 28日
<監督:>ジョージ・ミラー =1987年 アメリカ=
<出演:>ジャック・ニコルソン、スーザン・サランドン、ミシェル・ファイファー、シェール ■ストーリー ニューイングランド・イーストウィックに住む三人の女性は、不思議な能力を持っていることを自覚しだす。その能力に気づいてやってきたデイル(悪魔)は、イーストウィックの豪邸に住み、三人の女性を誘惑する。 ある事件をきっかけに、デイルの不気味さに気づいた三人はディルを避けるようになるが、それに怒ったディルが三人の弱点を攻め、三人は従わざるを得なくなる。 豪邸でディルと一緒に暮らし始めた三人は隙を見て魔術でデイルに呪いをかける・・・。 イーストウィックの三人の魔女たちに、シェール(彫刻家アレキサンドラ)、スーザン・サランドン(音楽教師ジェーン)、ミシェル・ファイファー(ジャーナリストスーキー)。 悪魔にジャック・ニコルソンと、それぞれが主役を張れる豪華キャストの映画です。 熟女の色気や、それぞれの役者の個性もばっちり見せながら、時には女学生のような三人の結束が結構かわいかったり、夫とはそれぞれ死別(離婚)しているので、男の誘いに弱いんです・・みたいなところも見せていておもしろかったです。 ディルの怒りで、三人はこれだけは嫌と思っている弱点を攻められるシーンがあるのですが、スーキーは痛みに弱く、ジェーンは忘れた・・・(>_<)、そしてアレキサンドラは蛇に弱いのです。アレキサンドラがベッドで寝ていると、蛇が・・・蛇が・・・ポタッポタッと天井から落ちてきて、ベッドが蛇の海になっているシーンがあって、アレキサンドラと同じくこれだけはダメ!という弱点が同じわたくしにとっては、あのシーンは恐怖でした。 同じ目にあったら・・・発狂してしまいます。キェーーーーッ!!( ̄ロ ̄|||) で、いくらギャラをもらったら、このシーンをオーケーするか・・・とか勝手に思ったのですが、1億でも2億でもだみだ・・・。3億ならちょっと考える・・・。でも実際にやったら心臓発作で死んでしまいそう。 ディルことジャックは、人間離れした役をさせると絶対期待を裏切りません。今回もすごかった(笑 奇妙な映画ですが、よく作られていて退屈はしないと思います。レンタルショップに行って、見るものないな~と迷われている方、コレ見てみてください。結構お勧めです! 人気blogランキングへ #
by tentententeko
| 2005-08-28 02:36
| あ行
2005年 08月 21日
<監督:>スタンリー・ドーネン =1963年 アメリカ=
<出演:>ケーリー・グラント、オードリー・ヘップバーン、ウォルター・マッソー、ジェームズ・コバーン ■ストーリー スキー場から帰宅したレジーナ(オードリー・ヘップバーン)は、既に夫との離婚の意思を固めていた。しかし家に入ると家中の家財はなくなっており、さらに夫が殺されたことを知らされる。また、夫は戦時中に25万ドルを横領していたということを聞かされる。夫の葬儀に見知らぬ三人の男が現れる・・・。三人は25万ドルの行方を追ってレジーナに執拗に付きまとい新たな殺人事件が起こってゆく。レジーナはスキー場で出合ったピーターに救いを求めるが・・・誰を信じてよいか分らなくなってゆく・・・。 ジャンルでいうとサスペンスになるのでしょうが、コメディー風でもあり、同時にピーターとレジーナのラブロマンス的な要素が入っているので、最後まで飽きずに楽しめます。 25万ドルの行方の謎と三人の男、ピーターの正体不明なところ、レジーナの魅力がストーリーとうまく絡み合っていて、ラストの解決→ラブロマンスと期待を裏切らないおもしろさなのです。 この映画でのオードリーの衣装は全部ジバンシィで、とってもゴージャスで、ファッションを見ているだけでも楽しくなります。ヘンリー・マンシーニの曲がやはり心に染み入るよい音楽で、映画を盛り上げています。 これも、「ティファニーで朝食」をと同じく、何度でも繰り返して観るほど大好きな作品です。 シャレードは、現在1コイン(500円)でDVDが出ているようですね。 人気blogランキングへ #
by tentententeko
| 2005-08-21 16:56
| さ行
2005年 08月 14日
<監督:クァク・ジェヨン> =2003年 韓国=
<出演:ソン・イエジン、チェ・スンウ、チョ・インソン、イ・ギウ> ■ストーリー 恋に悩む女子大生・ジヘは、ある日家の中で古ぼけた小さな木箱を見つける。入っていたのは、母・ジュヒが時おり読み返しては涙していた、35年前の手紙と一冊の日記帳。だが母が亡き父と交換していたと思っていた、その何通もの手紙には、父の友人である男性との秘められた初恋が綴られていた。日記には、初めて知る恋の喜びに心躍らせる、娘の知らない母の姿が。しかしそれは、身分の違いや時代の波に翻弄され、ある事件をきっかけに引き裂かれていく二人の、悲しみのラブレターへとかわっていく。叶わなかった初恋の痕跡・・・やがてそこに残された真実は、親友の恋人への想いを胸に秘めていたジヘに、一つの奇跡を起こすことになる。 (ラブストーリー公式HPSTORYより) うわーん。(TT) なに、コレ!すごく良かったです。 感動して、泣けてしまいました。 お母さんの時代の話が、楽しくて、そして悲しく、感動が胸にじーんと広がってゆきました。 当初、軽いタイプの恋愛映画だと思っていたのですが、観たらそうではありませんでした。 母と娘の二世代の恋が描かれてあって、特に母の初恋が丁寧に描かれていて、ノスタルジックな背景や純粋な愛に涙が・・・。 親の威厳や家の格式がまだ色濃く残っていた時代。そして戦争・・・自分ではどうにもならない時代背景が悲しく、初恋を成就することがままならず、それでも互いに愛し合う。 結ばれなくても互いを慈しんでいる姿に感動しました。 俳優さんの演技がうまく魅せられました。 見所はやはり母の時代の恋の話で、ジュヒ役のソン・イェジン(ジヘと二役)と、恋人・ジュナ役のチョ・スンウの二人の初恋が、楽しくてかわいくて見守りたくなりました。 ジュナの親友であり、ジュヒの許婚でもあるテス役のイ・ギウも、おもしろくていい奴でナイス!でした。 最初は一人の女を愛するタイプじゃないんだ、といっていたテスが、ジュヒに会って本当に好きになってしまった時、ジュナとジュヒは悩みますが、愛することを止めることは出来ず苦しみます。 どうしても別れられず、テスに本当のことを話すと、テスは互いに好き合っていることを知ってあっさり諦め二人を応援します。 テスもすごくジュヒを好きだったのに・・・なんていい奴(TT) しかし、テスの父親は政略結婚であるため絶対にそんなことは許さず、テスに悲劇が起こります・・・・。 これによって、完璧に引き裂かれることになったジュナとジュヒ・・・・。 そして歴史に翻弄されてゆきます。(TT) ジュナが戦争から帰還して、久しぶりに会ったジュナとジュヒのシーンがとても泣けました。 自分は結婚したと言うジュナ。何故、テスと結婚しないの?と尋ねられ、言葉が出ないジュヒ。 ジュナは戦争で目が見えなくなってしまったから、結婚しただなんて嘘をついたんですね。 ばか!ばか!ばか!(TT) ジヘが母の初恋を知り、友達の恋人(サンミン)も実は自分をスキだったことを知り、初恋を実らせるのですが、サンミンに母の初恋の話をすると、サンミン号泣! 何故そんなに泣くのか不審に思っていると・・・・・。 そうか!そうだったのか!! うまく二世代の初恋に絡めてあり映画は綺麗にまとめられていました。 人気blogランキングへ #
by tentententeko
| 2005-08-14 00:27
| ら行
2005年 08月 07日
<監督:> =2001年 アメリカ=
<出演:>アシュレー・ジャド、ヒュー・ジャックマン、グレッグ・キニア、エレン・バーキン ■ストーリー NYのトーク番組スタッフとして働くジェーンは、プロデューサーのレイと付き合っているが、同棲直前になって急に振られてしまう。 傷心のジェーンはレイへの腹いせに、同僚のプレイボーイ・エディの許に転がり込み同居生活を送る。 ジェーンは恋愛が長続きしない原因を、「雄牛は二度と同じ雌牛と交尾しようとせず、常に新しい雌牛を求める」という新聞記事に見た気がし、動物に関する研究に没頭する。 ジェーンの研究に興味を持った友人編集者が雑誌コラムで連載の企画を立てると、大反響を呼び、本名を隠して執筆していたジェーンは、自分のトーク番組の企画でコラムの著者を出演させるということが決まってしまい慌てる・・・。 恋愛コメディです。 ブリジット・ジョーンズ程ではないですが、結構この主人公も思い込みが激しそう(^m^) エディとジェーンがラスにトくっつくのはいいのですが、エディ側からはほとんど描かれていないので、何故、いつからエディはジェーンを好きになったんだろうって思いました。 そういう意味で、この映画でエディは便利に使われただけのような気がします。 もうちょっとエディの心理を入れていたら、映画が膨らんで納得いったんじゃないかな~。 なんだかとっても唐突な感じがしたんです。ジェーンに都合のよい展開といいますか・・・。 ジェーンとエディが互いに眠れずに話をするシーンがあるのですが、学校で何をやってたかという話題で、ジェーンがチアリーダーをやっていたといって、エディからせがまれて、踊るんですけど、ジェーンはキャミソール&パンツだけの下着姿なんですね・・・・。 足広げてジャンプして振り振り踊る場面を見て、アンタはバカか?って思わず思っちゃっいましたよ~。(笑 恋人ならまだしも・・・そうじゃない男性の前でそんな姿で踊るか?って思い切り引いてしまいました。 でも、このシーンでヒュージャックマンの肉体美が見られたから許す。(笑 個人的にうれしかったのは、マリサ・トメイが出ていたこと♪ ジェーンの友達の編集者役で出ていたのですが、「忘れられない人」を観た時にすごくかわいくてキュートだなって思って気に入っていたんです。 その後あんまり名前を聞かなくなったので、ここで観られてうれしかったです。 でも、ちょっと恰幅よくなってたね(笑 人気blogランキングへ #
by tentententeko
| 2005-08-07 03:01
| か行
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